のんびり母さんです。
我が家には中学生のキミタロウ、小学生のキミコがいます。
キミタロウは中学受験をして難関校へ進学し、キミコも「兄を超えたい!」という野望のもと、学習に励んでいます。
そういう親だからこそ、塾選び、通信教材選びでは、難関校に合格した「合格体験記」をよく目にします。
でも、世の中には受験を通じて涙を流した人たちもたくさんいます。
受験では一所懸命に勉強しても自分が行きたかった学校に受かる保証はありません。
希望していた学校に進学できなかった親子のその後はどうなのかな。
「不合格体験記」というものが世に出回っていてもいいのではないかと思いました。
あー、あたしが書けるのだったー!!
かつて私は大学受験で落ちた経験がありました。
もうすでにアラフォーという年齢に達している者ですが、今回は自分が不合格を体験してから学んだことを書いてみます。
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私の大学受験は、多くの人が夢見る進路への扉を閉ざす経験となりました。
当時の私は、周囲の期待や自身の夢に応えるために、懸命に勉強に取り組んでいた、と自分では思っていました。
しかし、試験の結果は残念ながら不合格。
深い失望と共に受験失敗という現実が私を襲いました。
友人たちが華々しい女子大生になっていくのに、ああ、私は・・・、と暗い気分になって浪人生活へ突入したのをよく覚えています。
しかし受験失敗という経験は、私に多くの教訓を与えました。
まず、規則正しい生活を心がけ、週の時間割表を作りました。そして自分の散らかった部屋を整理しました。
このことで時間は無限にあるわけではなく、有限だ!という自覚をもち、計画を立て、効果的な学習方法を身につけることの重要性を痛感しました。
また、受験勉強だけでなく、心の準備も欠かせないことを学びました。
当時、利用していた通信教育のZ会
・寝る前に使える呼吸を整えてリラックスする方法
・ストレスを感じているな、と思ったら、なにか大きなもの(例えば海とか宇宙とかのことかな、と私はそのとき解釈しました)に身を委ねている自分を想像してみる
といった方法は今の私にも役立っています。
このようにして精神的な強さやストレス管理の重要性を理解し、実践することができました。
この時期は高校生のときより家族との関係がよくなった、と思っています。
このような過程で失敗から学ぶことの大切さも痛感しました。
受験失敗は私にとって大きなショックでしたが、それを乗り越える過程で自分自身をより深く理解し、成長することができたと感じています。
失敗は人生の一部であり、それを受け入れ、次に向けて前進するための貴重な機会であるということを学びました。
そして、その結果、翌年には志望校に合格することができました。
今では、不合格体験が私にとって貴重な経験であると感じています。
その体験があるからこそ、我が子が長い受験勉強期間中で失敗したとき、
「お母さんなんかねえ・・・」
と子どもを笑わせて励ますことさえできる今の自分になっているんだと思います。
受験の失敗は、人生における重要な局面の一つです。
晴れて大学生になったあと、しばらくは周りの現役で合格した友人をうらやましく感じている自分もいました(苦笑)
決してこの記事で浪人生活をオススメしているわけではありません(苦笑)
でも失敗経験は、私に多くのことを教えてくれました。
子どもたちにも失敗を恐れず、自分の納得した進路をたどっていってほしいと思います。
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