親の教育熱ばかりが先立っていないか、親自身で振り返る
小学生の子ども2人を育てるのんびり母さんです。
長男キミタロウが発達障害の診断を幼少期に受けたことをきっかけに、
それまであまり考えていなかった中学受験を視野に入れて、キミタロウには算数教室に通わせました。
小学2年の時です。
幼稚園生のときには点つなぎのワークを自分でパソコンで検索・出力して数百枚ぐらい一人で取り組んでいたり、
小1のとき、かけ算やわり算の概念を口頭で簡単に説明したら、理解していたので、
数字には関心がある方だな、と親は感じていました。
キミタロウは算数教室でみるみるうちに実力をつけていき、算数オリンピックでは予選通過するぐらいの実力をつけました。
算数教室の日が近づいてくると、「あ・しーたーは、算数教室♪」とキミタロウはよく歌っていたものです。
妹のキミコもやらせてみるか、と算数教室に入れましたが、
彼女はあまり通塾が好きになれなかったようです。
「キミタロウには中学受験させる実力をつける準備をしてきたが、キミコがもしここでやめたら『わたしはお兄ちゃんみたいに勉強するのいやだもんね~』、なんて言い出さないかなあ」
なんていう思いがよぎることがありましたが、本人が楽しくなくては意味がない、と判断し、やめさせました。
今は本人が通いたいと言い出したスイミングスクールに通っています。
小学校低学年でまだバタ足にも進んでいないレベルではありますが、本人をみていると満足した様子にみえます。
自宅では学校の宿題以外にも毎日少しずつ算数パズルの問題に取り組んでいますが、
以前よりも、算数教室をやめて今のスイミングスクールに行っている状態になってからの方が一人でサクサク解くようになってきたように感じます。
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習い事でみてきた親子の話
子どもに習い事をさせて子どもの心身を鍛えたい、と考えるのはいいと思うのですが、
これまで習い事で出会った親子の話を聞くと、
「小3で週4習い事があり放課後に友達と遊ぶ時間がない」、
「小1で習い事は5つ」
なんていうご家庭がありました。
本人がその習い事を楽しんでいるならいいのでしょうが、「この子は〇〇の部分が苦手だから」という理由で習い事を増やしている話を聞いたときは、のんびり母さんはちょっと大丈夫かな、と心配になりました。
苦手なことを日常的にがんばれ、とひとから言われるのは誰だっていやだし、
「親には自分のネガティブな部分しか見てもらっていない」と子どもが感じるんじゃないかな、と思ったからです。
中には、小1から大手の中学受験塾に通っている子が
「親には『おまえは絶対開成に行け』と言われているのだけど、僕は今レベルが真ん中のクラスにいるけど、小3までに一番上のクラスにならなければ塾をやめさせられる」
と話しているのを聞いて、
一体だれのために塾に通わせているのだろう、と感じたことがありました。
よく子どもを自分の自己実現の対象にするな、という話を聞くことがあります。
子どもはいずれ自分自身の人生を歩んでいく。
のんびり母さんは、私も含めて親はみんなそれを肝に銘じた方がいい、と感じています。
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