「変な」水遊びにはまる息子
我が家の息子、キミタロウは幼少期に発達障がいの1つ、自閉スペクトラム症の診断を受けました。
当時、家族が「キミタロウ~。それやめてほしいなあ~。」と思っていた特性の1つに
「水遊び」がありました。
水遊び、というと、子供はたいてい水鉄砲をし合ったり、プール・海・川などで遊ぶのは好きな子が多いと思います。
しかし、キミタロウの「水遊び」は、
とにかく風呂や洗面所の水道水を出し続け、触っては手を引っ込め、また蛇口に手を当ててあたり一面水浸しにしまくる、というのを
ちょっと目を離した隙に毎日のようにやるのです❪;^ω^❫
キミタロウはスイミングスクールに当時通っていましたが、
ある日観覧席からのんびり母さんがキミタロウを見ると、
彼はプール内で積み重ねた幼児用のステップ台から
したたりおちるところの下に入り込んで、
口を開けて飲んでいることがありました。
「やだ~、あの子バッチぃ~。」と知らないお母さんたちが会話しているのを側で知らんぷりして聞いていたものです(;^ω^)
なんというか、彼は「変な」独自の水遊びによくはまっていました。
一緒に親子で楽しめるものをやってみた
発達障がいの子供には、キミタロウのように水に妙に触りたがる子どもは多いようです。
医師に「水になんではまるんでしょう?」と聞くと手触りなどの感覚を楽しんでいる、ということでした。
楽しんでいる、というよりも、
大人でも手持ち無沙汰だと、髪の毛をおもむろにいじる人、
タバコを吸う人などいるけど、
その感覚と似たようなものだ、ということでした。
幼稚園でも同様に、園庭で外遊びをすると水道で長く1人で遊んでいることがある、と担任の先生が言っていました。
「水遊びを止めさせるには、どうすればいいんですかね~」と先生に相談すると、
「まあ、キミタロウくんの遊びたい、という気持ちは変えられないですからね~。園では他の遊びに誘ってみますね。」
ということでした。
まあ、そうだよなあ。
子供に「お水に興味を持つな」なんて言っても、無駄だよなあ。
お医者さんは、ずっと水遊びが続くわけじゃないだろうと思いますよ、とは言うけど、
母が今、子にしてあげられることはなんだろう。
…あっ、キミタロウは幸い偏食があまりないから、料理を一緒にするのはどうだろうか。
クッキーづくりなんかはこねこねするのに、手触りを楽しむことができるし、あとでおいしく頂けるし、いいかも~♡
ということで、我が家はよくクッキーを焼く家となりました。
期待通り、キミタロウは粘土感覚で楽しめるクッキーづくりは結構気に入っていた様子でした。
幼稚園のお誕生日会で「大きくなったら何になりたい?」というインタビューに
キミタロウは「パティシエになりたい」とまで言っていましたよ(⌒∇⌒)
コメント