先日「漫画 君たちはどう生きるか」を読みました。
図書館で借りて読みましたが、予約してから半年以上経ってようやく借りられました。
私、のんびり母さんのこころに残ったのは、中学生の主人公に叔父さんが送ったこんな言葉でした。
ところで、君自身はどうだろう。
君自身は何をつくり出しているだろう。
世の中からいろいろなものを受け取っているが、
逆に世の中に何を与えているかしら。
~中略~
しかし、自分が消費するものよりも、もっと多くのものを生産して世の中に送り出している人と、
何も生産しないで、ただ消費ばかりしている人間と、
どっちが立派な人間か、どっちが大切な人間か、
ーーーーーーこう尋ねてみたら、それは問題にならないじゃあないか。
現在、受験勉強を頑張っている子どもらには、
大人顔負けに難問を解くことを期待されますが、
普段の受験勉強で、「ぼくは、私は、日々何かを生み出している!」と感じられることは、
あまり多くないんじゃないかなあ、と感じました。
勉強では、様々な力を身につけることができるけれど、
勉強しているだけなら、生産者ではなくノートや問題集などを使っている消費者です。
子どもが学生生活を送る期間は、長い。
ぜひ中学生くらいの子どもに1度は読んでもらいたいなあ、と思った1冊です。
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