小さな鉄道オタクが大きく成長!自閉スペクトラム症の息子と鉄道研究会での友情

得意を伸ばす
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のんびり母さんです。

息子キミタロウが幼児の頃、自閉スペクトラム症の診断を受けました。正直、未来への不安でいっぱいでした。でも、息子は鉄道、特に乗り鉄に夢中になり、その世界で独自の喜びを見つけていきました。

診断後、幼稚園や小学校の先生には、息子がクラスメイトと触れ合う機会をできるだけ多く作っていただくようお願いしました。
先生方は快く引き受けてくださり、一人遊びが多かった息子がクラスメートと遊べるよう仲介していただいたり、クラス全員の鬼ごっこでは息子も楽しめるよう配慮していただいたりしました。
少しずつですが、息子はクラスの子どもたちとの距離を縮めていきました。
しかし、なかなか同年代の子どもたちとの間には壁を感じているように見えました。

そして、中学生になった今、息子は念願の鉄道研究会に入会しました。
そこには、鉄道オタクの仲間たちがたくさんいて、毎日楽しそうに過ごしています。
学校の休み時間は、いつも鉄道の話で盛り上がり、休日は一緒に鉄道旅行に出かけるなど、充実した日々を送っているようです。
先日も、関東から名古屋方面へ普通列車で行き、日帰りで帰る、という、ふつうの感覚では「げ」と思えるような旅行を友人たちと楽しんできました。

小さい頃は、なかなか言葉で気持ちを表現できず、いつも一人ぼっちで遊んでいるように見えた息子。でも、鉄道という共通の趣味を通して、たくさんの友達を作り、自分の居場所を見つけることができたのです。

息子が教えてくれたのは、得意なこと・不得意なことの凸凹がある人間でも、好きなことを見つけて、それを楽しむことで、必ず道は開けるということ。
そして、それを支えてくれる周りの人たちとの出会いが、どれほど大切かということです。

振り返ってみると、幼いころ息子が鉄道に興味を持ち、その興味を応援しようと決めたのが転機でした。
鉄道を通して、息子は日本の地理が大好きになり、転じて歴史にも興味を持ち成長してきました。
コミュニケーションの苦手さ、こだわりが強いなど、様々な課題を抱えていた息子ですが、鉄道という共通の話題があると、自然と会話が弾み、友達との距離が縮まっていきました。

もちろん、中学生の彼に社会で生きていく人間としての課題はまだあります。
でも、息子が自分の好きなことを追求できる環境を整えてあげることが、親としてできる最大のサポートだと信じています。

これからも、息子の成長を温かく見守りながら、一緒に楽しい思い出をたくさん作って行きたいと思います。


最近、駅弁を楽しんでいるようです。
先日食べた弁当はGRANST TOKYOの唐揚げ弁当です。

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