のんびり母さんです。
我が家には中学生のキミタロウと、小学生のキミコがいます。
キミコは今もやっていますが、キミタロウにもかつてスイミングを習っていた時期がありました。
彼は幼少期に自閉スペクトラム症の診断を受けたことがありますが、担当医師から
「自閉スペクトラム症の子どもは割とスイミングが合っていることが多いですよ。」
と言われたことがありました。
スイミングは子どもの習い事としてオススメにされることはよくありますが、今回は自閉スペクトラム症の子どもがスイミングに興味を示したり、また習い事にオススメにされたりする理由を挙げます。
1. 水の感覚が心地よい
自閉スペクトラム症の子どもの中には、水の感覚が心地よいと感じる子がいます。
キミタロウは赤ちゃんの時から水遊びが大好きでした。
水圧や浮力が、落ち着きを与えたり、感覚過敏を和らげたりする効果があると考えられます。
2. 体を動かすことが好き
水泳は全身運動なので、体を動かすことが好きな子どもにとって魅力的な習い事となります。
特に、水中で自由に動き回れるのは、自閉症の子どもにとって解放感があるかもしれません。
3. 繰り返し練習するのが好き
自閉スペクトラム症の子どもの中には、決まったことを繰り返し練習するのが好きな子がいます。
水泳は、同じ動きを反復することで上達していくので、そのような子どもにとって適している習い事と言えます。
4. ルールや手順が明確
水泳には、順番を守ったり、指示に従ったりするなど、明確なルールや手順があります。
自閉スペクトラム症の子どもは、このようなルールや手順があることを好む傾向があります。
5. 達成感を得られる
新しい泳ぎをマスターしたり、タイムを縮めたりすることで、達成感を得ることができます。
これは、自閉スペクトラム症の子どもの自信にもつながります。
6. 水中では周囲の音や視界が遮断される
水中では、周囲の音や視界が遮断されるため、感覚過敏の症状を和らげることができます。
また、集中しやすい環境となるため、学習にも効果が期待できます。
7. 水中では体が浮くので、転倒する心配が少ない
水中では体が浮くので、転倒する心配が少ないというメリットがあります。
そのため、運動が苦手な子どもでも安心して取り組むことができます。
体の動きがぎこちないキミタロウは幼稚園の体操の時間などはちょっと大変だったかもしれませんが、スイミングは楽しそうにしていました。
8. インストラクターとのコミュニケーション
スイミングスクールでは、インストラクターとコミュニケーションを取る機会が増えます。
これは、社会性を身につける上で大切なことです。
幼稚園の時、観覧席でスイミングを受講しているキミタロウを見ていると、コーチの言うことを聞かずにコーチが手を焼いていそうだな、と思う場面がありました。
コーチと私が話す機会に恵まれたときは「いつもお世話になっています」と丁重に挨拶をしておきました。
また、あまりにもキミタロウの怒られる回数が多いな、と感じたときは、発達障害の診断を受けたことを説明した時もありました。
親のコミュニケーション能力の向上も必要になりました。
まとめ
スイミングは、自閉スペクトラム症の子どもの心身の発達に多くのメリットをもたらす習い事と言えます。
興味のある方は、ぜひスイミングスクールに通わせてみてはいかがでしょうか。
ただし、すべての自閉スペクトラム症の子どもが水泳に興味を持つわけではありません。
お子様の興味や特性に合わせて、無理のない範囲で取り組むことが大切です。
その他
- スイミング以外にも、音楽療法、動物介助療法、アートセラピーなど、自閉スペクトラム症の子どもにおすすめの習い事はたくさんあります。
- 自閉スペクトラム症の子どもの習い事選びには、専門家のアドバイスも役立ちます。
初めて子ども用ゴーグルを付けたときは、ホントに嬉しそうでした♡
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