幼少期に自閉スペクトラム症の診断を受けたキミタロウの母、のんびり母さんです。
この春から晴れて行きたかった中学に進学。
最近では、体はとうにのんびり母さんよりも大きくなり、思春期に入ってきた、という時期にあたります。
過去の記事でも、発達障害を本人に伝える、という話題で書きましたが、春休みで時間がある現在、キミタロウとの会話で、「発達障害って何?」「自閉スペクトラム症って何?」と聞かれたので、
中学生本人に発達障害を伝える際に大事だと思ったポイントを書きます。
長所を伝えてから苦手なことを伝える
こちらの記事でも書きましたが、子どもに伝えるのはまずいいところを伝えること。
誰にだって長所短所がありますが、短所を強調されるのは大人だって嫌ですものね(苦笑)
母「自閉スペクトラム症の特性の一つとして、こだわりが強いというのがあるよ。
キミタロウは電車の知識にしろ、得意な算数にしろ、好きなものに対してはずっとそのことを考えるよね。」
キミタロウは納得していました。
母「それから得意なことと苦手なことが他の人よりもはっきりしやすい、凸凹がよくわかりやすい、という特徴があるよ」
キミタロウはここも納得です。
キミタロウは、運動や友人とのコミュニケーションが同級生に比べて下手である、という認識があるようです。
進学先に自分と同じように発達障害の人っているのかな?と聞かれたら
私は真っ先に「キミタロウと同じようなタイプの人、いっぱいいると思うよー!」と答えました。
東大では4人に1人がキミタロウと同じような人がいるみたいです(こちらのニュースで見ました)。
母「キミタロウは鉄道部に入りたいんでしょ。たぶん、自分と似た友達を見つけられると思うよー」と言ったら、キミタロウはずいぶん嬉しそうにしていました(笑)
数日後、いつものようにキミタロウが電車の話を家族にしたがり、
父と母の話の間に「なぜこのタイミング?」と思わせるようなところで、また「東京駅がさ・・・」と電車の話が始まりました。
母「キミタロウも、もし友達と電車の話を楽しくしている時に、全然別の人が『昨日、大谷翔平のプレーがさ・・・』なんて野球の話をされて、話の腰を折られたらいやでしょ」
父「会話をしている人たちの会話に『乗る』っていうのは大事なテクニックだぞ」
こんな説教をされると、以前はふてくされることがありましたが、
この日はじっと聞いていました。
今のところ、キミタロウは話をする相手が自分の話にうんざりしているか、
判断をするのがまだまだ苦手なところがあります。
失敗することもあると思いますが、キミタロウの人間関係テクニックが少しでもよくなるよう
できる限りフォローしたいと思う今日この頃です。
コメント