小学生2人の母、のんびり母さんです。
現在低学年の娘、キミコはとってもおしゃべり好き。
普段読んでいる本から得た知識や自分の創作した物語を延々としゃべっているのが好きで、わたしは「へえ~、おもしろいね~。」と、楽しく聞いていることがよくあります。
でも、彼女の苦手なことは、タスクがいくつかあるという状況です。
よくキーキー癇癪を起します。
いつか、一人でできるようになるかな、とそのまま放っておいてみていたことがありますが、いつも同じ状況でキーキー言っているのが続いたことがありました。
我が家には息子キミタロウがいますが、彼は幼少期に自閉スペクトラム症の診断を受けたことがあり、私は発達障害や彼らにどう接すればよいのか、療育機関や本で学んだ経験がありました。
それらの知識は、キミコへのキーキーという癇癪にも大いに役立っている感じています。
今回は、タスクが積み重なっている時のキミコに、私がどのように対応しているかを書きたいと思います。
キミコの頭の中で何が起きているのか
かつてキミコは朝の登校前に、必ずと言っていいほどキーキー癇癪を起している、という日が続いたことがありました。
大体の原因は、
・朝、起きようと思った時間に起きられなかった。
・我が家では朝に宿題をしてもよい、と子どもらに言っていますが、登校の時間までに宿題が終わりそうにない。(そんな状況でも、一度しゃべりだすと楽しくなって止まらなくなる。)
・宿題をしようと思ったのに、机の上が汚すぎてノートなどを置くことができない。
・好きなアニメを見ていたら、登校しようと思った時間に間に合わなくなってしまった。
ということなんです。
たぶん、私の想像では、キミコの頭の中では何か楽しいこと、やらなきゃいけないこと、がたくさん詰まっていて、それをどこから処理していいか、わからなくなっている、という感じなんだろうなあ、と思っています。
上の絵にあるように、散らかっている部屋をどこから手をつけていいかわからない人がいらだちを感じたり、「めんどくさいから部屋の片づけ、や~めた!」と後回しにするような状況って大人になってもそのような人はいるんじゃないかと思います。
でも、それでは問題は解決せず、自分の生活環境に悪影響が出てくるのはわかりきったことです。
このようなときは、ひとつひとつ片づけていくしかない。
もし同様のことで困っている子供がいるならば、解決できるように周りの大人がサポートしてあげる必要があります。
朝起きられない→夜に寝る時間を早くするようにしてあげる
夜、子どもがどのように過ごしているか。
遊びや習い事から帰ってきて、宿題、夕食、風呂、休憩、就寝。
できるだけ規則正しい時間になるように我が家では時間を決めました。
決めたら、家でいつでも見られるようなところに書いたものを貼りました。
宿題が終わりそうにない→課題をこなせるように朝に行う宿題の数を決めておく
前日までに宿題を終わらせるのが苦痛そうだったので、朝にも宿題をやっていいよ、と私はキミコに言ったのですが、朝に大量の宿題を残して「終わらない~~!」と泣きながら、やっていたことがありました(苦笑)
だから、キミコが登校前の時間内でできる範囲の宿題だけ残しておいて、それ以外は前日までに終わらせようね、と親子で決めました。
3か月ほどそのルールでやっています。
最近は「宿題が終わらない~。」と泣くことは少なくなりました。
本人がやりきられるように設定したルール決めはなかなか効果があるものです。
机の上が汚すぎ→お片付けを一緒にする
正直に申しますと、私のんびり母さんもキミコ同様、お部屋のお片付けはテキトーな方です(苦笑)
でも、「机の上が汚い~!」と癇癪を起している子供を目の前にして、放っておいても、親子でいいことございませんので、「ノートを置けるように一緒にかたづけよっか」と子どもに声をかけるようにしています。
我が家はリビングの食卓を学習机と兼用していますので、そのテーブルの上にあるキミコのものはキミコに所定の位置に戻すか、捨てるかどちらにするか聞いて処理させます。
机がきれいになったら「ありがとう」と伝えています。
アニメを見ていたら登校時間が遅くなった→アニメを見るか支度をするかどちらかはっきりせい!
我が家にはテレビがありませんが、i-Padやスマホ、パソコンで動画を見ることは1日30分以内ならOK、というルールにしています。
たいていキミコはその30分をアニメ鑑賞に費やしていますが、朝の登校前、まだ支度が終わっていないときにおもむろに見始めるときがあります。
そのまま放っておいたら、案の定、「遅れる~~!」とキーキー言い始めたことがありました。
なので、のんびり母さんは「登校する10分前には歯磨き、髪結いなどがあるから、アニメ見るなら10分前には終わろうね。」と声を掛けました。
すると、キミコは登校前10分でもアニメをみ終われずにスマホを持ったまま、洗面所へ・・・(苦笑)
「アニメをみるか、支度をするか、どちらかにしよう。どちらもするのは、できないんじゃないかな。」と声を掛けたらスマホを置いて身支度を始めました。
「これもしよう。」「あれもしよう。」と考えている人では、同時並行で物事をやろうとする人がいると思います。私にも身に覚えがあるのですが、集中力を欠き、結局どちらもよくできなかった、ということになることが多々あるものです。同時並行はすべてダメだ~~、とは言いませんが、結末が悲惨になりそうなら、どちらか一方ずつ行う、という選択肢を選んだ方がいい、と教えてあげるのは大事じゃないかと思います。
我が家は、これらで今朝も平和に過ごしました(笑)
もし、私に療育の知識がなかったら
「なに、ぐずぐずやってんのよ!」
「うるさい!!おちつきなさい!!」
と、毎度ではなくてもたまに「よかれ」と思って言ってしまっていたかもしれません。
こんな罵声を子供にかけずに済んでいられていることに感謝です(笑)