幼少時に自閉スペクトラム症の診断を受けた息子キミタロウの母親、
のんびり母さんです。
専門医での受診を幼稚園の担任の先生から初めて勧められたときは、非常に困惑しましたが、
今ではあの時の先生に心から感謝したいと思っています。
診断がつき、療育をすることになってから、のんびり母さんが大事にした2点があるので、
今回はそのことについて書こうと思います。
療育が必要ならばできるだけ小さいうちから始める
子どもは大きくなったら、いずれいうことを聞いてくれなくなります。
現在小6になったキミタロウですが、幼稚園生のときは、たとえばズボンからシャツがてろんと出ていたら、
のんびり母さんが「あれ~~。シャツはどこにしまうとかっこよかったっけ~~??」と声をかけると、
自分で「うんしょ、うんしょ」とズボンの中にシャツを入れようとしていました。
しかし、最近では声をかけても「アインシュタインやエジソンだって変人だって言われていたんだよ。シャツなんかどうだっていいんだよ。」
と言い返してきて、入れるのを拒否してきます(´_` )トホホ
これは、私が彼に身だしなみの大事さに関しては、よく伝えきれていない証拠となりそうですね( ;´_ゝ`)トホホ・・
でも、もし自閉スペクトラム症の存在を知らず、普通の子どもと同じように育てていたら、
彼のこだわりについて不必要に親が叱ってしまい、いじけてもしかしたら今頃不登校児になっていたかもしれません。
小さいときから、子どもの困りごとに対応できたのは本当に良かったと思っています。
守・破・離
仕事をするなら誰でもやっているのが「守・破・離」だと思います。
のんびり母さんの療育にとっての「守」は情報を集めて成功例を真似をすることでした。
私にとって発達障害とはまったく知らないものでした。
キミタロウが初めて専門医に診てもらったときから、診断がつくまで1年以上間があったので、
その間に50冊以上は発達障害に関する本を読みました。
「何か物事に通じたかったら、まず初心者向けの本を20冊読んでみるといい」と聞いたことがあったのですが、
読んでみると意外と面白くて自分としてはたくさん読んだなあ、と思います。
私は本を読みましたが、今ではブログや動画でもいいものはたくさんあると思います。
そして、成功例をできるだけ真似しました。
療育機関でご指摘いただいた内容もできる限り、家でできることは実行しました。
知人にお子さんを療育機関に通わせたけれど、ちっとも効果を感じない、という方がいたのですが、
話を聞いていると、残念ながらお母さん自身の「こんな困りごとがあったとき、どのように対応したらよいか」という知識が
あやふやなように感じました。
養育者の子どもへの対応が習慣化するまで、記録等も利用しながら、親が学んで実行する必要があると思います。
どなたかを雇って子どもに対応してくれる人がいる場合は別でしょうが。
「破・離」に関してですが、一度療育を親が学ぶと、特に発達障害と診断を受けたことがある子供ではなくても、
「このような困りごとがあったときは、このように対応すればよい」という知識が身につくものです。
私はキミタロウの妹・キミコに対して「ちょっとこういうところがきになるな」ということも、彼女にとってどのような声かけ・運動・遊びが適しているか、
私自身が普段どのように過ごしているのが親子で幸せな状態か、を気に留めて
キミタロウを育てた経験を活かせたように感じています。
できるところから始めてみよう
「そうはいっても、母親の私にだって仕事はあるし、ほかの兄弟の面倒をみなくちゃならないし、
大変だよ・・・」
と感じる方もいらっしゃるんじゃないかと思います。
まずは、できるところからやってみたらいいと思います。
親がちょっと変われば、子どもも変わる。
楽しみながらやっていきましょう~♪