お母さんに困っていることを教えてちょうだい
我が家の息子、キミタロウは幼少期に自閉スペクトラム症の診断を受けたことがあります。
最近はほとんどないのですが、彼が小さいときは癇癪がひどくかったので
そのときから、私のんびり母さんが気を付けていたことは、
キミタロウが自分の困っていることを伝えられるようにすること
でした。
でもこれは、自閉スペクトラム症の子供に限ったことではなく、
すべての子供にとって大事なのではないかと思います。
子供ならば、誰もが親からほめられたい、という気持ちがあり、
「テストで100点とったよ!」とか「徒競走で1番だったよ!」などの功績を親にいいたい、
という気持ちはあります。
もちろん、そんなすごいことをしたらほめてあげるのはいいと思うのですけれど、
それよりも自分が困っていることや不安を親に伝えられる方が大事じゃないかな、と思います。
そしてその対象は、家庭の中ではお母さんが引き受けるのがいいのではないかと思います。
不安や困っていることを聞いてあげるのがお母さんじゃなきゃだめ、というわけではないのですが、
子どもには「あなたはそのままでいいんだよ」と日ごろ受け止めてくれる存在が必要です。
できないなら何回も教えてあげればいい
のんびり母さんが子どもと公園や外食に出かけたときに、たまに子どもに厳しくしかっているお母さんを見かけることがあります。
聞こえてくる内容は、「(スマホをいじりながら)ちょっともう帰る時間なんだから帰り支度をしなさいよ」「ちゃんとおともだちに謝れない子はもう知らない」「(砂場でシャベルを取り合っている子供に)仲良く遊べないなら帰るよ!」など
というしつけに関することがよくありました。
まだ社会経験の少ない子どもには、何回でもいいから具体的に教えてあげる、もしくは自分がやってみせる、ということをすればいいのに、と思ってみていました。
あとのんびり母さんの普段、自分の子供に注意をする基準は、よその子でも同じことをやったら注意するだろう、というレベルなら注意するようにしています。
家庭内には「父性」と「母性」、どちらも大事だけど
父性と母性。
男女関係なく、我が家でも夫と私、どちらも持ち合わせています。
父性には責任感、義務、規律性を示すことが挙げられます。
母性には受容、承認、許容することが含まれます。
子どもが育っていくには父性も母性もどちらも欠かせませんが、私の大好きな故・佐々木正美先生のお言葉を借りると「順序が大事」です。
母性がはじめにあって、父性が成り立ちます。
家庭がくつろげる場でないと、父性も発揮できないのです。
だから、普段から子どもと接する時間が長い人ほど、母性を発揮する必要がありますね。
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