今日、発達障害に関するニュースを2つYahoo!で見つけました。
一つは小学校でのニュース。
もう一つは大人の仕事のニュース。
「ミスが多い」53歳で退職した発達障害男性の末路、てっきり定年まで働き続けるものと思っていた
2つのニュースを見ていて思ったことは、
1つは大手の検索サイトやテレビで発達障害を取り上げるときは、発達障害の悪い面がニュースによくなるものだなあ、ということでした。
人間にはいい面もあれば、悪い面もある。
その凸凹さが、発達障害の人の場合、差が激しく感じられる、というのが、
発達障害の診断をうけた息子の母さんとして、わたしはよく感じます。
発達障害に関心のある人ならば、ちょっとインターネットで検索したり、本を読んだりすれば、
良い面、悪い面のどちらも知識として、また実体験として感じることが出来ると思います。
ですが、特に関心のない人だったら、テレビや新聞、検索エンジンでトップに表示されるニュースを見て、
「発達障害なんて困った人たちね」「可哀そうな人たちだから優しくしてあげましょうね」「関わりたくないわね」「甘えてんじゃないわよ」
などといった言葉で片付けてしまうんじゃないかと思います。
テレビや新聞、多くの人が見るインターネットサイトは、発達障害の良い面と悪い面、
それから対策・解決法などをバランスよく記事にしてもらいたい、と感じます。
それから2つ目に思ったことは、
発達障害の特性に対する色々な解決法について、広く老若男女のひとたちが知るべきなんじゃないかなあ、ということです。
発達障害、とまで診断を受けたことがない人でも、グレーゾーンじゃないか、というひとを含めると、
合理的配慮や解決法が必要な人はかなり多数いるんじゃないかと思います。
1つ目の記事にあるようなお子さんと親御さんは担任の先生からひどい言葉をかけられて
苦しんだだろう、とお察しします。
また2つ目の記事にある男性は、職を失い苦しいことだろう、と胸が痛みます。
ただ、もし発達障がいの特性やそれに対する合理的な解決法を
みんなが当たり前のように知っている状況だったら、
このようなニュースとして取り上げられるほどのものにならないんじゃないかなあ、と感じます。
2つの記事の当事者の方々が、自分を知る機会になって今後の発展につながるよう願ってやみません。
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