乙武洋匡さん著の本に「ありがとう3組」という本があります。
この本は映画にもなった「だいじょうぶ3組」の続編です。
うちの子キミタロウが小さいとき自閉スペクトラム症の診断がついた頃に読みました。
この本の中では、新しくクラスに入ってきた転入生(おそらくADHD)に対して、担任の赤尾先生が奮闘する様子が描かれています。
「合理的配慮」することを決めた赤尾先生は、この子がちょっとしたことにブチ切れて、教室内で暴れだすことについて、教室の中に彼がキレたとき専用のスペースを設けました。
確かカーテンをつけてもぐるような体勢だったと思います。
子供が癇癪をおこしたとき、別の部屋で落ち着くまでいさせるというアイデアは、我が家でも活用させていただきました。
↑我が家の場合はこちらで仕切りを作ってみました。
しかし、先生が対策するのに対し、親は子どもの発達障がいを認めようとしない。
のんびり母さんの知人にもADHDの特性をもつお子さんのいるママがいますが、
「子供が全く言うことを聞かない」
「子供が他の子に怪我をさせて学校から何回も呼び出されるの、イヤになっちゃう」
と、お母さんがつかれています。
たぶん、この本のお母さんも子供の世話につかれ、非難を受けることに傷ついていたのではないでしょうか。
発達障がいが原因による子供の困った特性は親のせいではない。
だけど、私自身もかつてそうでしたが、周りの大人が子どもの特性、すなわち脳にクセがあるということを知らない、あと合理的配慮の存在を知らない、というゆえに、
子どもが困惑し、親がつかれ、
周りに迷惑をかける困った子どもがいたら「あそこのお母さんの育て方はひどいものね」と思うのみになる。
発達障がいの勉強を少々してみたのんびり母さんは、我が家の子らのおともだちをみて
「あれっ!もしかして○○ちゃん❪さん、くん❫も発達障がいグレーゾーン?!」
と、感じることが時々あります。
キミタロウの担当医師に、誰だって発達障がいの特性を少なからず持っている、という話をされたことがありますから。
私はこのように身近でも発達障害グレーゾーンのお子さんらがいるのでは、という問題に対して、最近では図書館やインターネットで情報を得られるとは感じますが、
未来にお父さん、お母さんになる、子どもらが集まる学校でも、合理的配慮の必要性を教えたり考えさせたりする機会を持ってもいいんじゃないかと思います。
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