「子どもが発達障害の診断を受けたが、将来のために子どもの能力を伸ばしてあげたい」
「自閉スペクトラム症の子どもに中学受験をさせたらどのようになるだろう」
このページはそんなお悩みを持った親御さん向けの記事です。
我が家の息子は小さいときに自閉スペクトラム症の診断を受けました。
中学受験をする予定で、毎日本当によく学習に取り組んでいると思います。
キミタロウをみていて思ったことは、
彼にある自閉スペクトラム症の特性は受験勉強に向き不向きのどちらか、と聞かれれば、
間違いなく向いていた、と感じています。
理由① 負けず嫌い
彼は3-4歳のころ、私とすごろくで負けると毎回1時間くらいひっくり返ってくやし泣きしていたことがありました。
「サイコロの目なんて運だから、負けても仕方ないじゃん。」
となだめても全く聞く耳もたず(;^ω^)。
スポーツなど、はじめから自分に勝ち目を感じないものについてはくやし泣きなどしたことがありませんでしたが、
すごろくは絶対おかあさんに勝てる!と思っていたのだと思います(´∀`;)
理由② 筋道を立てて伝えればよく理解する
自分が話をしている相手が自分の話に興味を持って聞いてくれているか、など
キミタロウは空気を読む必要がある場面は苦手ですが、
きちんとわかるように言ってやれば、理解します。
また、本人も論理的な思考が得意です。
理由③ 興味、関心があるものについてとても記憶力がいい
彼は自分が興味のあるものに関しては、大変記憶力がいいです。
彼は電車おたくで全国の駅名をほとんど覚えたので、
それに因んで漢字を覚えたり、
地理に関心を持って地域の特性などもよく覚えたりしました。
「へえ、よく知ってるね~」
「勉強できてすごいね~」
と周囲が認めてくれると、さらに自信をもって、他の覚える教科も意欲的に取り組むようになりました。
理由④ 人の気持ちを推し測るよりも、論理的に考えるものが好き
彼は学校の教科では算数が今のところ一番大好き♡と言っています。
4-5歳頃から数字に関心が強く点つなぎにはまっていたな、と思いますが、
もっと小さい2-3歳の頃は、よく信号や電車のドアの開閉をじっと飽きもせず見つめているのが好きでした(⊙ꇴ⊙)
小さいときに自閉スペクトラム症の診断を受けてから、
彼には無機的なものが好きな傾向があると知り、
信号を見つめるより数字に触れさせてみようかな、ととっかかりに気づけたのは幸いだったと感じます。
受験では、算数ができる子は他の教科でも伸びる傾向があると聞いたことがあります。
キミタロウは算数に比べれば、国語の読解が苦手、と感じているかもしれませんが、
国語の成績は全国の小学生の学力平均以上はあると思います。
算数が好きになれたのはよかったな、と感じます。
のんびり母さんのサポートはまだまだ続く
以上の理由から彼には中学受験の勉強を経験させてみてよかったのではないかな、と思っています。
ただ、やっぱり小学生が勉強する量としては生半可なものではなく、
私ども夫婦がスケジュールを管理したり、
彼が解いた問題集に○つけして、答え合わせを一緒に確認して、といった作業をしたり、が多いので
彼自身には主体的に計画を立てて学習を進めている感覚はあまりないのではないかと思います。
❪彼はこれまた、非常に素直に親の立てた中学受験に向けたスケジュールをこなしていっているのです。
素直さがまた自閉スペクトラム症の特性のいいところなのだろうと思います。❫
難関を突破したとしても、この子は新しい環境で自分から友達を作っていくことはできるだろうか。
お母さんは小学生までなら学校のPTA活動とか、
キミタロウが通っている塾でママ友づくりをして、
親子で交流を図ることをやっていたけれど、
中学生になったらそんなことはほとんどできなくなるわよ。
成長につれておそらく出てくる問題があるんじゃないかと時々憂う気持ちがでてきます。
ただ、目標に向かってがんばる力はつけてきたと感じます。
今朝も登校前に一時間、中学受験対策の勉強をしていきました。
大人になるまでのあと10年弱、社会で彼がいきいきと自立できるように
一緒に頑張っていこうと思います。
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