これは自閉スペクトラム症のお子さんを持つ保護者の方にとって
切実な願いを持っている方が多いのではないかと思います。
我が家の息子キミタロウは小さいときに自閉スペクトラム症の診断を受けました。
当時、幼稚園にかよっていましたが、
幼稚園から帰っても一緒に遊ぶ友達がいない。
❪いや、入園当時は遊んでくれる同年代の男の子たちがいたのですが、
キミタロウがちょっと問題を起こして以来、
そのお母さんがすぐ子どもの手をひいて帰っちゃうようになっちゃったことがありました( ̄▽ ̄;)❫
幼稚園での様子を聞けば、自由遊びのときに
1人何もせずぼーっとする、
大好きな電車のことを担任の先生に
話を聞いてもらう、など
やっぱり子ども同士であまり遊べてはいない様子でした😞
自閉スペクトラム症の人の特徴として、
気持ちのかけひきが必要になる同年代の人とのコミュニケーションより、
そのようなものがあまり必要にならない、
年が離れた人とのコミュニケーションを好む傾向がある、
ということは百も承知している。
だけど、この先の学校生活やその後社会に出たときのために、
できる限りは自分と他人の気持ちに折り合いをつける
社会経験をさせる必要はあると思いました。
幼稚園の担任の先生には、息子に診断がついてからは
できる範囲でキミタロウがクラスメイトと遊ぶ仲介をしていただくよう、
お願いをしたら快く引き受けてくださいました。
また、私は毎日こそっとキミタロウのお弁当に
なぞなぞを書いたメモ書きを忍ばせておきました。
同じ班の子達と会話するきっかけにしてくれたらと思ったんです。
そのなぞなぞを忍ばせ始めてから1ヶ月後くらい、
保護者会で担任の先生に声をかけられました。
「あのお弁当のメモ書きはなんですか?」
聞くと、キミタロウはメモ書きをほっぽりだしてお弁当をむしゃむしゃ食べているとのこと(;^ω^)
先生に事情を話すと、後日から毎日キミタロウの班では
「キミちゃんクイズ~!!イエ~イ👍️👍️」
と先生が盛り上げてくれたようです。
キミタロウは「なんでぼくだけクイズやるの?」と私に聞いてきたことがありましたが、
私が「クイズするの、イヤ?」と聞いたら、
そうでもなさそうで「アキラくんがお弁当のときに『キミちゃんクイズやろう』、と言ってきた」とちょっと楽しげな様子でした。
あとは、できるだけ幼稚園の役員を引き受けたり、
公園に親子で出かけたりして、
親子共々で友達になれる人を見つけて、遊んでもらいました。
あの手この手でキミタロウがお友達と遊べますように、と
動き回った幼少期ですが、今思い出せば
なかなか楽しかったなあと思います( ´ー`)
ちなみに、入園当初キミタロウが問題を起こして、一時は疎遠になってしまったお友達も、あとからは友達になってくれましたよ。
また、別の機会に小学校以降の様子を書きたいと思います。
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