お子さんがいじめにあわないようにするには、どうしたらいいか。
自閉スペクトラム症の特性がある子どもをお持ちの方は
特に考えるところかと思います。
我が家の息子キミタロウは幼稚園生のときに診断がつきましたが、
・たまたま幼稚園に親子で絵画展に行ったとき、
クラスの友達から「ねーねー」と言われながらドン!と胸を突かれても
キミタロウは何も言わずぼーっとしていた
・幼稚園バスに乗るバス停で集まる親子に向かって
キミタロウは挨拶をせず、時々「地震です!地震です!」などと言って
周りから奇異に見られるようなことをしていた
以上のようなことから、この先彼はいじめにあう可能性がかなりある、と思っていました。
その頃から対策していたのは、
1・嫌なことを人からされたら、嫌だ!と言ってよいこと、言っても相手が聞いてくれなくて困るならお母さんや先生に助けを求めること
2・私から見ると奇異に見られる行為を伝える。その場面での適切な人とのコミュニケーションは何か一緒に考えて、息子から答えが出てこなかったら教えてあげる
3・得意分野を伸ばす
4・お手伝いをさせる
5・放課後、できるだけ公園に一緒に行って、お友達と交流できるよう必要に応じて仲介する
でした。
3について息子の場合は、筋が通るように話をすれば理解できるな、というところなど、
勉強させてみたら伸びるかも、と思えるところはあったので、いろいろやらせてみました。
4にも当てはまりますが、本人のペースに合わせて得意分野を伸ばしたり、家でできるお手伝いをして私がありがとうと伝えたりすれば、
自己効力感の向上につながる、というのを本で読みましたし、
実際にそのとおりだったと思います。
小学1-2年のとき、クラスでいじめの標的にされていた時期が少しありました。
どうしてもクラスのメンバーに活発な男の子が揃うとそんなこともあります。
自分でできるだけ対処できるようになって欲しいという思いで、
親の目の前でも息子がからかわれることがあったのを黙ってみていたこともありました。
自宅で癇癪を起こしている時間が長くなるなど、
多少辛抱が必要な場面もありましたが、
担任の先生に相談するのと、前述の内容で
気づけば息子が学校で楽しく過ごせている状態になっていました。
脱いじめられっこになるには、
コミュニケーション能力や得意分野の能力向上努力をやめないよう支援することと、
親子共々うちにこもるより外に出るということが良さそうです。
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